OMGcraftでは、主に、タンニンなめしの革を使用しています
タンニンなめしとは・・・
一言でいうと、[一番革らしい革]。
最初に手にしたときは、なんだこんな硬くて扱いにくい革は、って思うでしょう、
しかし半年使ってみるともう手放せない。なぜならば使う人の手に完ぺきに馴染み、使い方による独特のクセもつき、とても味わい深い表情を見せるからです。そして使えば使うほどに、どんどん高級感がましオーラがでてきます。使い込み、味が出てこそようやく完成していくかのように、主人と共に歳をとっていきます。こうなると可愛くて仕方なくなるでしょう。まるで恋人です。
タンニンなめしは草木に含まれるタンニン(渋)を皮のたんぱく質(コラーゲン)に結合させてなめす方法で古来より行われている古いなめし方法です。伸縮が小さく型崩れしにくい革になります。30以上の作業工程があり、時間と手間が非常にかかりますが、使い込むほどに味わい深い革になります。
現在日本のなめしは、98%以上がクロムなめし(一般的な化学薬品でなめした革)で、タンニンなめしはわずか2%もありません。(1995年度日本皮革産業連合会調べ)たしかに、クロムなめしの方法だと時間やコストもあまりかからずタンナー(なめし工場、なめし会社)にとって効率がよいのです。しかし 長年愛用できる革や、使っているうちになじんでくる革はタンニンでなめされた革なのです。デニムジーンズで例えるなら、インディゴ染めと科学染料染めの違いの感覚になります。
OMGcraftはすべて手縫いで作っています。
革製品は一生ものにもなる程丈夫なものです。 ですからなるべく丈夫なものを提供して行きたいと思っております
手縫いは裏表から交互に革を縫って行くため、 たとえ使用中どこかで糸が切れたとしてもミシン縫いのように糸がほどけて行くことはありません。
また、糸の切れた箇所を縫い固めることで補修も出来ます。
革製品の手縫いの糸はシニュー糸や麻糸が一般的で、これらの糸は非常に丈夫です。
これらの糸はミシンでは使用出来ません。
ただ手作業で縫って行くため大変手間のかかる作業になります。
量産には不向きですが、ミシン縫いの製品より手間をかけ、その分いい品に仕上げています。